ノンメタル治療

~お口だけではなく全身の健康も考えたノンメタル治療を行っております~

1. 口の中の金属が全身に悪影響を与えることが明らかになってきました

あなたがもし、口の中に金属が入っていて、内科や皮膚科で治らないような症状(頭痛、めまい、不眠、アレルギー、リウマチ、アトピー性皮膚炎など)がある場合は、口の中の金属が原因である可能性があります。
少し専門的な話になってしまいますが、お読みいただければ、出来るだけ金属を使わない治療がなぜ良いのかがお分かりいただけるかと思います。

2. ガルバニック電流による自律神経の乱れ

口の中の劣性金属はガルバニック電流と呼ばれる電流を発生します。
この電流は脳が発生する微弱電流(脳波)を乱し、不眠、イライラなど引起こし、自律神経のバランスを崩してしまいます。
銀紙や金属製のスプーンをかむとピリッとすることがありますが、それがガルバニック電流です。異種金属が触れ合うことによって発生しますが、唾液で伝導性の高まってる口の中では1種類の金属でも発生します。

また、ご存知の方も多いと思いますが、人体は良導体で、脳は微弱な電流によって体をコントロールしています。
しかも口の中は脳に近いのでガルバニック電流が発生すると、脳からの指令が混乱してしまいます。ちょうど精密機械が妨害電波で誤作動するのと似ています。
その結果、体の疲れ、不眠、イライラといった神経症状を起こします。ほとんどの方がガルバニック電流が原因とわからないまま自律神経失調症と診断され、不快な症状が続いてしまいます。

最近は使用されていませんが、数年前まで保険で認められ使用されていましたアマルガム(歯科用金属で水銀を50%含んでいる)の場合、口の中に100ミリボルトの電圧がかかります。人間の神経も電気によって刺激が伝わっていますが、この時の電圧は90ミリボルトです。

つまり神経伝達の際に発生する以上の電圧がかかっていることになります。

このことが神経、とくに自律神経に影響を与えます。自律神経は交感神経と副交感神経神経によって人間の心と体をコントロールしている神経です。口の中の電流は自律神経のバランスを崩してしまいます。

3. 金属イオンによる金属アレルギー

酸化や磨耗により口の中の金属から唾液中に溶け出した金属イオンは、唾液中のタンパク質と結合して抗原性を持ち、様々なアレルギー現象を引き起こします。また溶け出した金属イオンが血管内に入り込むと、全身をめぐり、アレルギーを引き起こします。金属アレルギーの検査(リンパ球幼若化試験)では約半数の人に陽性反応がでます。(金の含有率が上がるほどリスクは下がります)
症状としては、手や足、顔などに湿疹、かぶれ、アトピーの一因などの皮膚症状として発現します。金属イオンが皮膚に沈着する事で、肌の浅黒さ、黒ずみ、シミ、くすみとして出て来ます。今は何ともなくても、ある日急にアレルギー反応を示す場合が多いので注意が必要です。

なお、河原町歯科医院では、金属アレルギー検査については、皮膚科でのパッチテストをお願いしています。

4. 仙台河原町歯科医院のノンメタル治療

以上のような歯科金属のリスクがあるため、仙台の河原町歯科医院では、金属を使用しないで冠や義歯を作ります。金属アレルギーで金や白金などの貴金属も使用できない方にお勧めします。また、金属の遮光性がない為自然な歯冠色が再現できますので審美性を重視される方にもお勧めです。

ジルコニア冠

ジルコニア冠
  • 金属が全く入っていないため、金属アレルギーになる心配がなく、安全性に優れています。
  • 透明感が劣るため、前歯部には向かず奥歯向きです。
  • 強度に非常に優れており、歯ぎしり癖がある方でも歯が割れることはほとんどありません。

オールセラミック冠

ジルコニア冠
  • 審美性が最も優れています。透明感の高い、天然の歯に最も近い色調を再現できます。また、他の材質に比べて歯垢が付着しにくい利点があります。
  • 金属を全く使用していないため、歯ぐきに黒い影ができにくく、身体への悪い影響もありません。
  • 単独冠のみで連結冠やブリッジはできません。

ジルコニアカスタム

ジルコニアカスタム
ジルコニアカスタム
ジルコニアカスタム
  • ジルコニアで作製したベースフレームに、セラミックで色や形態を付与したものです。ジルコニアの強度とセラミックの美しさをもっています。ブリッジや噛み合わせの緊密な前歯に向いています。