TOP > 子どもの矯正治療(診療科目)

診療科目

子どもの矯正治療


1.お子様の歯並びが気になるお母さんは特に必見! (もちろん大人も治療可能です)

まだまだ導入している歯科医院は少ないですが、当院では「抜かない矯正治療」を行っています。

河原町歯科医院では、より確かな矯正治療を行うために、オクルーザーを導入しております。オクルーザーとは咬合接触状態や面積、咬合力、バランス等の測定結果を数値化することが出来る画期的なシステムで、抜かない矯正治療や噛み合わせ治療には欠かすことのできないものです。まだまだ導入している歯科医院は少ないですが、オクルーザーを用いた精密な咬む力の診断は、予後を大きく左右し、咬合療法研究会でもオクルーザー診断が推奨されている程です。

オクルーザーについては、こちらをご覧ください。

お子様の歯並びが心配なお母さんにぜひお読みいただきたいと思います。

また、他院で「抜かないといけない」とか「顎を切らないといけない」と言われて、矯正をしようか迷われている方もぜひお読みいただければ幸いです。

2.通常の矯正治療との違い

矯正治療の方法には、2つの方法があります。

1つは、「歯が並ばないなら、歯と顎との大きさがあうように、歯を抜いて今の顎の大きさに合わせて並べる」方法で、アメリカや日本で一般的に行われている方法です。 抜歯する歯は、前から4番目、上下左右の合計4本を抜きます。

もう1つは、「歯を抜かずに、歯が並びきらない今の小さな顎を拡げて歯を正常に並べる方法」で、矯正装置によって床矯正(しょうきょうせい)や急速拡大装置などいくつかあります。床矯正は1935年にウィーンの歯科医師シュワルツによって考案され、ドイツでは歯科矯正の70%、イタリアでは60%、ポーランドでは90%以上が床矯正治療を取り入れています。

つまり、歯を抜いて強制的に隙間を作るのが「抜歯矯正」、顎を拡げて隙間を作るのが「非抜歯矯正」ということです。

3.院長の考えとしては・・・

私は従来の歯を抜く矯正治療を否定しているわけではありません。 本当にキレイな歯並びにしようと思うと、やはり抜歯矯正が最も効果的だと思います。しかし、出っ歯になっている歯を元に戻したり、かみ合わせを回復するといった機能的な面で考えると、非抜歯矯正が効果的なことも多いのも事実です。つまり、私の考えとしては、患者様がどこをゴールとしているのかによって選択が変わるということです。

しかし、まずは歯を抜かない矯正治療を行って、改善効果が薄いと感じられれば通常の抜歯矯正を行うといった流れが理想的だと思います。もちろん、歯を抜かない矯正で終われれば良いことは言うまでもありません。(治療費用もそれだけ安く済みます)

※追記 床矯正1装置のみで終了することもありますが、顎の成長の程度、歯の生え方により、極力修理して変えていきますが、新製作する必要がでてくることがあります。その際は追加費用を頂戴しますが、矯正第一期治療において250,000円を超えることはありません。

また、矯正第一期治療(矯正)だけで全ての場合が正常な永久歯列になるわけではありません。

◎3分の2 ⇒正しい永久歯列へ

◎3分の1 ⇒不正咬合の程度は軽減しますが、矯正第二期治療が必要になります。

以上をご参考いただければ幸いです。

4.いつが矯正治療のタイミング??

よく患者様に「いつが矯正治療するのに最適ですか?」と質問をお受けします。しかし、ハッキリ言いますと、「おかしいと気がついた時が最適なタイミング」です! 歯並びはたったの2ヶ月でも大きく変わってしまい、装置が一つ増えてしまうこともあります。早め早めの矯正が、結果的に治療も早く済み、費用も安く抑えられるのです。

「では、何をもっておかしいと判断すればいいのか?」 そんなに難しく考えなくても構いません。ちょっとした歯ならびのずれなど、ほんの少しでも「おかしいなぁ・・・」と思われたときにお気軽にご相談ください。

5.非抜歯矯正の装置 @急速拡大装置

床矯正が着脱式の矯正装置に対し、急速拡大装置は固定式の矯正装置で、歯ならびの土台となる上あごの骨ごと拡大をおこなう装置です。
歯の移動により拡大する装置と比較して非常に速く拡大される装置で、急速拡大装置といいます。(2〜4週程度で4〜6mmの拡大をおこないます!)
上あごの骨の成長が完全に終了すると効果が得られないので、装置の適用は14歳頃までが適齢期です。特に反対咬合(受け口)の傾向がある子には、この装置を用いて上顎を拡げてあげると、将来手術の適応を受ける可能性が少なくなります。
また、20代でも効果が得られる場合もあります。

この、急速拡大装置のメリットとして、鼻腔が広がることにより酸素不足を解消し、脳の発育も良くなると言われています。昨今問題となっているADHD(注意欠陥多動性障害)にも関わる内容です。
また、それ以外にも次のような副次効果も報告されています。

  • 嗅覚の発達・改善
  • 鼻アレルギー、喘息の緩快
  • いびきの改善、消失
  • 姿勢の改善
  • 伝音性聴覚障害(難聴)の改善

逆にデメリットは、はじめのうちは「食べづらい」「しゃべりづらい」などが報告されていますが、小中学生などお子さんにとってはしばらくすると慣れるようです。また、急速に顎を拡大するため、最初の1、2週間はねじを巻いた直後に痛みの出ることもありますが1、2時間以内に治まります。

あと、よく患者さんに「顔が大きくなるのでは…」という質問をいただきますが、顎を広げるからと言って顔が大きくなるわけではありませんので、ご安心下さいね。

急速拡大装置については、装置の設計により費用が異なりますが、発育期の矯正治療で
25万円までを目安にお考えいただければと思います。

検査 歯型作成:咬合力、平均咬合圧力、咬合バランス
写真撮影:口内、顔(正面・横)、全身(正面・横)
費用 検査(矯正初診料):3万円〜
装置(1個単位):20万円〜
通院(定期検査など):3ヶ月ごとに千円位(個人差あり)
修理:2,000円〜

6.非抜歯矯正の装置 A床矯正装置

床矯正治療では、床矯正装置と呼ばれるものを使います。これは1種の入れ歯のようなものと考えてください。このプレート(左図)の中心部に小さなねじ穴があり、専用キーで巻くと装置を拡げることができます。

45度回せば0.1〜0.2ミリ広がり、それを1ヶ月に1ミリを目安に患者様ご自身でキーを巻いて調整します。そして、それを数ヶ月続けて、歯がきれいに並ぶように顎を拡げるわけです。

床矯正治療 

7.非抜歯矯正の装置 Bマウスピース矯正装置

近年、注目を浴びている非抜歯矯正にマウスピース型の矯正があります。名前の通り、マウスピースをはめて歯列を矯正していく治療法で、装置が取り外し式で、ブラケットやワイヤーも装着しないので最も目立ちませんが、この方法は多くの場合、歯を抜かなくても済むような比較的簡単な矯正治療にしか適用できません。

その手軽さから、本来は適用が難しい複雑な歯並びの方なども希望され、思ったほどの矯正効果がないことに不満を持たれるケースも聞いたりします。
河原町歯科では、マウスピース矯正の対象者は、3歳〜10歳程度までの乳歯が残っているお子さんを対象に絞り、他の矯正装置と併用することで矯正効果をあげています。

現在、マウスピース矯正には多くの装置がありますが、河原町歯科医院で採用している装置は、「プレオルソ」とよばれるマウスピース矯正装置です。

床矯正治療 

類似の装置は他にもありますが、私が用いていて優れていると思われる点は、次の通りです。

◎機能訓練を兼ねた矯正ができる点
機能訓練とは、歯並びが悪くなる原因として唇と舌の筋力バランスの悪さが挙げられますが、そのバランスを正常に整えるための訓練のことです。単純に歯並びを整えるだけではなく、歯並びが悪くなった原因も改善しないと、後戻りを起こしたりしますので、機能訓練はとても大事なポイントですが、このプレオルソを用いて喋ったり唾を飲み込んだりすると、機能訓練も同時に行いながら矯正ができるのです。

◎シリコンを用いた柔らかい素材を使用することで、装着時の痛みも少なく、素材の臭いもない点
これは特に子どもにとって重要なポイントで、マウスピース矯正で成果を上げるためには長時間装着することが必要なため、できるだけ快適に装着しておく工夫が必要となるからです。さらに、装着時間も通常のマウスピース型矯正の場合、20時間程度必要なのに対し、プレオルソは睡眠時間+1時間程度で良いので、小さい子どもでも無理なく続けることができます。

◎型を取らなくても良い点
特に小さい子どもの場合、型を取るときに使うニュルっとした材料を口に入れるのを嫌がったり、固まるまで我慢できなかったりして、正確な型を取ることが難しいこともよくありましたが、プレオルソの場合は、プリフォームのため、型を取る必要がありません。

他には、開発者が日本の矯正医が開発されたため、純日本産で日本人の子供にあったマウスピースになっているため、 細かい点まで配慮が行き届いている点も感心します。


▲ページトップに戻る